AI×AI面談とは、企業のAIと求職者の専属AIが、人同士の面接前に経験・希望・働き方を確認する仕組みです。 私たちNexusAdvisorsが運営するアバキャリア(AVACAREER)では、双方が面談記録を判断材料にし、次の人同士の対話へ進みます。

特徴は、本人がAIの質問に答える面接形式と、対話の主体が異なることです。この記事では、仕組み、5つの違い、使う前に確認したいことを整理します。

目次

AI×AI面談で対話するのは誰か

対話するのは、求人票を学んだ企業AIと、求職者の経歴や希望を受け取った専属AIです。求職者本人が面談中ずっと画面の前で回答する形式とは異なります。

人が会う前に、双方のAIが対話:企業AI、専属AI。

企業側の情報には、任せたい仕事、求める経験、働き方などが含まれます。求職者側は、これまでの経験と、これから希望する仕事や条件を伝えます。確認の土台は、それぞれが用意した情報です。

例えば、企業が「週2〜3日の出社」と伝え、求職者が「出社可能だが曜日を固定したい」と登録していれば、条件の接点と追加確認する論点を整理できます。この会話例は仕組みを説明するための例で、実際の面談記録ではありません。

私たちは、AI同士の対話で情報を先にそろえることで、人が会ったときに本人の考えや双方の期待を話せる時間を残したいと考えています。

従来型のAI面接との5つの違い

最大の違いは、AIと本人が対話するか、双方のAIが対話するかです。ここでいう従来型AI面接は、AIの質問に求職者本人が回答する形式を指します。実施時期や分析機能はサービスによって異なります。

次の表は、一般的な対話形式と、アバキャリアのAI×AI面談の設計を比較しています。

視点本人が受けるAI面接AI×AI面談
対話する主体AIと求職者本人企業AIと専属AI
確認の土台その場の本人回答求人情報と登録された本人情報
主な位置づけ本人の回答を収集・分析人が会う前の確認
情報の使い方企業の選考材料など双方が記録を確認
人の役割回答と結果の確認・判断情報の準備と会うかの判断

違いは、誰が対話するか:本人が受けるAI面接、AI×AI面談。

1. 対話する主体が変わる

AI×AI面談では、専属AIが本人から受け取った情報をもとに応答します。AIが本人の経験を正しく扱えるよう、担当範囲や希望条件を具体的に伝えることが重要です。

「営業経験がある」だけでなく、商材、顧客、担当工程、工夫したことを整理します。本人が説明できない経験をAIに補わせる使い方は避けてください。

2. 元になる情報を整える必要がある

求人票と登録情報の具体性が、確認内容に影響します。企業の「裁量が大きい」と求職者の「裁量がほしい」が同じ意味とは限りません。

どの判断を任せるのか、誰に相談するのかまで情報があれば、次の質問も具体的になります。曖昧な言葉を、仕事の場面へ置き換えることが準備の要点です。

3. 会う前の確認に使う

アバキャリアのAI×AI面談は、人同士が会う前に確認を進めます。企業は面談記録を読んで、会うかどうかを決めます。

事前に経験や条件を確認できても、上司との対話、相互の期待、職場の雰囲気などは人が確認する必要があります。面談の記録は、面接の質問を具体化する材料になります。

4. 双方が記録を判断材料にする

企業は候補者の経験を、求職者は会社との接点を確認します。採用では、企業が会いたいかに加え、求職者も会いたいかを考えます。

記録を読むときは、結論だけでなく、その根拠になった発言と未確認点を見てください。合うと整理された内容にも、条件付きの回答が含まれることがあります。

5. 人は重要な判断を担う

AIが確認を進めても、面接へ進むか、採用するか、入社するかは人が決めます。希望条件と実際の内定条件が一致するかも、本人同士で確かめる必要があります。

企業の採用業務との関係は、中途採用の工数を削減する方法で整理しています。

準備から人の判断までの3段階

基本の流れは、情報を整える → AI同士が面談する → 人が記録を確認するの3段階です。最初に情報をそろえ、記録から次に話すことを決めます。

準備から判断まで、3段階:情報を整える、AI同士が面談、人が確認する。

  1. 情報を整える:企業は仕事と採用観点、求職者は経験と希望を具体化します。
  2. AI同士が面談する:登録情報を土台に、経験や働き方の接点を確認します。
  3. 人が記録を確認する:重要な条件と不明点を読み、面接へ進むか判断します。

アバキャリアでは、求職者はLINEで専属AI「Ava(アヴァ)」とやり取りします。面談記録の全文を読み、面接するかを選べます。企業は求人票を起点にAI面談を進め、届いた記録を確認します。

AIに確認することと人が話すこと

AIに確認を任せる項目と、人が直接確かめる項目を分けると、記録を実務に使いやすくなります。前者は登録された経験や条件、後者は具体的な期待や判断を伴う内容です。

例えば担当した商材、出社頻度の希望、関心のある役割は事前確認に使えます。実際に任せる責任、評価の考え方、懸念への対応、入社条件は面接や条件提示で確かめてください。

「AIが合うと判断した」ことは、入社後の相性を保証するものではありません。本人と企業が、記録を読みながら追加の質問を持つことが大切です。

使う前に確認したい3つのこと

利用前には、情報の正確性・確認する人・個人情報の扱いを確認します。AIの対話を読めることと、内容が正しいことは別の問題です。

使う前に確認する、3つのこと:正確性、確認する人、共有範囲。

登録情報は正確で最新か

企業の募集条件や、本人の希望が変わったら更新します。「週2日まで出社できる」が「週2日以上出社したい」と解釈されていないかなど、重要な表現も確かめましょう。

誰が誤りを確認するか

企業・求職者ともに、重要な記録を読む役割を持ちます。個人情報保護委員会は、生成AIの応答に不正確な内容が含まれるリスクを注意点として示しています(2023年6月)※1。自然な文章でも、本人の事実と照合してください。

どの情報が相手に共有されるか

入力情報の利用目的、相手への共有範囲、利用を止める方法を確認します。一般的な生成AIサービスでも、入力情報の学習利用などを確認する必要があります※1。

アバキャリアについても、氏名が面談中に伝わらないことだけで「勤務先に知られない」と判断しないでください。勤務先名を含む経歴など、登録した情報が共有される範囲を、求職者向けページと規約で確認することが重要です。

よくある質問

人間の面接はなくなりますか?

人同士の面接前に確認を進める仕組みです。重要な条件や相互の期待は、記録を踏まえて本人同士で確かめます。

本人が何もしなくても転職できますか?

経験と希望を正確に伝え、届いた会社と面談記録を確認する必要があります。面接や入社の判断も本人が行います。

まとめ

AI×AI面談は、双方のAIが先に確認を進め、その記録を人の判断につなぐ仕組みです。求人情報と本人情報を具体化し、記録から「次に人が何を話すか」を考えましょう。

AVACAREER公式サイトでAI×AI面談の仕組みを見ると、実際のサービスの流れを確認できます。

注釈

※1 個人情報保護委員会「生成AIサービスの利用に関する注意喚起等」(2023年6月公表・2026年10月5日確認)